小川一水『ファイナルシーカー レスキューウイングス』

アニメ版見て「こーいうのは小川一水に書かせればいいのにな」と思ったら小説版をやっていたとは。ストーリーもキャラも別物のようですが。 でーまあ確かにディテールはアニメ版に比べて格段に良いのだけど、やっぱドラマはちょっと弱いかなあ。なんかバラバ…

笠原和夫『映画はやくざなり』

「秘伝 シナリオ骨法十箇条」というのに惹かれて買ってみた。 この十箇条ってのは東映で実際に使われていたらしい隠語的な作劇用語を十個並べたものなんだけど、「カセ」とか「サンボウ」なんてのはけっこう言葉にしにくい概念をスパッと言い表していてさす…

Fate

ああ、これはちゃんと見ておこう。少なくとも活劇としてはよさげ。ただ主人公があれで大丈夫なのかってのはちょっと心配。

練馬大根ブラザース

ナベシン×浦沢義雄。バカやってる割にはテンションが中途半端。いちおう録っといてヒマなときだけ見るかなあ。

よみがえる空 -RESCUE WINGS-

空自のレスキュー隊の話。「萌えキャラとかぜんぜん出てこなくてオヤジキャラばっかりだから見てみたら?」とひじょーに微妙な薦められ方をしたので見てみた。絵はかなり好きな感じだけどお話はダメっぽい。若者の屈折とか挫折とかどーでもいいから、サンダ…

昨秋あたりからTVのデジタル録画をできるようになったのだが、録りためるだけためておいて全然見てなかったので、なんとかがんばって見ていくようにしようと思う。

ホテル・ルワンダ

渋谷のシアターN(旧ユーロスペース)に見に行ったのだけど、昨日の夜行ったら最終回まで満席で入れず、今日も昼ぐらいに行って最終回の整理券がわずかに残ってたってくらいだから、かなり予想以上の客入りの様子。すでに計31館での上映が決まってるって話だし…

豪屋大介『A君(17)の戦争』9巻

いつもどおりには面白いのだけど、なんとも中途半端だな。本来ならワルキュラ攻防戦編上・中・下とでもされるべきところの中巻なわけだからしょうがないんだろうが。それを一冊でまとめて書けとか言ったらこの人の場合どんだけかかるかわかんないし。いや量…

神坂一『スレイヤーズすぺしゃる25 騎士道のススメ』

なんとなく懐かしくなって買ってみた。 すぺしゃるは5巻くらいまで買ってたんだっけかなあ。昔はほとんど1話完結型だったはずだけど、今は基本的に2回で1エピソードが完結する形になってんのね。まあ毎月1コずつネタ消費してたらさすがにここまで保たないん…

賀東招二/きぬたさとし『ドラグネット・ミラージュ』

篠六のイラスト目当てで買ってみたがなかなかまっとうなバディもの刑事アクションで意外と佳作。主人公は陸自上がりのハードボイルドな刑事で相棒はおファンタジア世界からやってきたツンデレお姫様騎士とムチャクチャな取り合わせなようだがこれがけっこう…

豪屋大介『デビル17 1巻 みなごろしの学園』

一見『A君の戦争(17)』とは真逆だけど、「欲望充足のための商品」としての役割をこれでもかってくらい果たしておいたうえで、さてそこから何ができる?と踏み込んでいくという方法論はまったく同じ、なのだろう。これは変に言い訳くさいストイシズムに走るよ…

古橋秀之『IX』

武侠小説、かな。いちおう設定上は架空世界のようだけど。 アクションの描写能力がすごい。香港時代劇映画的な複雑でスピーディでリズミカルな剣闘アクションをちゃんと文字で表現してる。すごいすごい。IX(ノウェム) (電撃文庫)作者: 古橋秀之,松竜出版社/…

サム・ライミが夢枕に立った

「テレビ時代にはドラマ全体の一貫性よりも、どのシーンから見始めてもすぐに理解でき、楽しめることの方が重要なのだ。そしてそうあるためには、登場人物のキャラづけは説明無しでもパッと見で分かるものでなくてはならない」 たぶん昨夜CATVで『フロンダス…

ゲーム性と物語性

こないだチャットで話した内容を簡単に整理しておく。 ゲームに物語性は必要なのか、というかゲーム性と物語性は対立するものなのかという話。 ゲームデザイナーのグレッグ・コスティキャンは『コスティキャンのゲーム論』の中で、「意志決定の必要性こそが…

松井優征『魔人探偵脳噛ネウロ』4巻

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稲垣理一郎/村田雄介『アイシールド21』17巻

アイシールド21 17 (ジャンプコミックス)作者: 村田雄介,稲垣理一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/01/05メディア: コミック購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (66件) を見る

鷹見一幸『小さな国の救世主 なりゆき軍師の巻』

舞台がおファンタジア世界ではなく中央アジアであることを除けばやってるこた『A君の戦争(17)』とほぼ同じで、なおかつ内容的には向こうの方が遥かにマシ。何の取り柄もない日本人の男の子が戦場で活躍するには奇策を巡らすしかないってのは当然だけど、その…

相田裕『GUNSLINGER GIRL』

漫画喫茶で1〜6巻まとめ読み。 グロテスクな漫画だなあ。薬物と催眠によって従順たるべく躾られた戦闘美少女の物語という時点でグロテスクだってのもまあそりゃそうなんだが、そのグロテスクさが露悪的に示されていてそのことが呼び起こす倫理的な居心地の悪…

『七人のマッハ!!!!!!!』

ムリに七人モノにしてしまったのが敗因だなあ。冒頭のデスウィッシュなトラックチェイスからラスボスとの因縁づけ、村長の息子との確執、悪逆非道な反政府ゲリラ(つーかポルポト派?)の登場ってとこあたりまではほぼ完璧なんだけど、核ミサイルとか出てき…

『蒼穹のファフナー』#1〜3

いや、フツー。つかあんなにあっさり死ぬキャラ使ってここまで物語を書き換えてしまうとは沖方丁おそるべし。

J.K.ローリング『ハリー・ポッターと賢者の石』

ホグワーツに行くまでがちょっとたるいけど、キャラクターも学校生活の描写もそれなりに魅力的だし、ストーリーもそれなりにちゃんと考えてある。でもこれだけ熱狂的な人気があるってのは、俺にはちょっとよく分からないなあ。ライトノベルとして見れば、一…

浜崎達也『絶対少年―妖精たちの都市 横浜』

田菜編は不登校少年の話だったけど、今度の主人公は不登校少女。 不器用なガキどもの一方通行ばっかりな人間関係はあいかわらず面白い。でも成長物語としてはぜんぜん機能してないと思う。 つーかマテリアルフェアリーつーのはあれ、物語上なんの意味がある…

今年面白かったものベストテン2005

これといって圧倒的な作品はなかったので、順不同で。 【漫画】『魔人探偵脳噛ネウロ』松井優征 別に何がどうというわけでもないけど毎回読まずにいられない。 【漫画】『アンダーカレント』豊田徹也 【漫画】『神州纐纈城』石川賢 富士山をバックに「地獄だ…

『龍が如く』補足

昨夜のは全体的な話をしたかったのでかなり抽象的な表現になってしまったのだけど、『猫侍』と『龍が如く』に関してのみ話をしぼるなら、「現前性」という分かりにくい言い方より「生活感」と言ってしまった方がよかったかも。 そのゲーム世界の中に暮らして…

『龍が如く』クリア

意外と、地雷でもなければ爆弾でもなかったですよ。粗は多いけどけっこうよくできてる。ネタでやってるかド天然でずれまくりのどっちかだと思ったんだけど、いま風じゃないのを分かった上で照れも逃げもなくきちんと作ってる。そういうとこも含めて、現代を…

沖方丁『蒼穹のファフナー』

俺はアニメ版の方をまったく見てないのだけど、この小説版の第1〜2章をそのまま映像化できていたのなら、ロボットアニメ史に残る傑作になっていたのではないだろうか。まあそれほどいい評判を聞かないところからすると、そうなってはいないのだろうけど。沖…

『リーンの翼』第1話

バンダイチャンネルで配信開始。 いつものことながら「ケンカっちゅーのはのう、とにかくしょっぱなにガツンと一発カマした方が勝ちなんじゃ」とゆー富野イズムにあふれたスタートダッシュで、勢いはすごいが何やりたいのかさっぱり分からん。 小説版といち…

コミックボンボン 1月号

マガジンとかと同じサイズになっていたのもびっくりしたが『デルトラクエスト』の漫画版が載っていたのにさらにびっくりして思わず購入。 『デルトラクエスト』というのは児童書の老舗である岩崎書店がハリポタやらダレンシャンやらのブームのおこぼれをねら…

『龍が如く』を買ってみた。

いやー……これ、どー見ても地雷、つーかむしろ爆弾が赤と青のコードも剥き出しにピコンピコン言いながら地面に転がってるようにしか見えないんだが……でもなんか評価高いみたいだねえ。世界観としては大好きなノリだけど……。 とにかく、これからプレイします。…

はてな市民になったらしいぞ。

はてな市民になるには30日以上日記をつけなきゃならないのか。知らなかった。 これで俺もクローンを6体つくってもらえて、コンピュータの忠実な下僕として働けるわけですね。