書籍

笠原和夫『映画はやくざなり』

「秘伝 シナリオ骨法十箇条」というのに惹かれて買ってみた。 この十箇条ってのは東映で実際に使われていたらしい隠語的な作劇用語を十個並べたものなんだけど、「カセ」とか「サンボウ」なんてのはけっこう言葉にしにくい概念をスパッと言い表していてさす…

『革命!キューバ☆ポスター集』

俺は割とバウハウスとかロシア・アヴァンギャルド的なシンプルでありながらゴリゴリッとした骨太さの感じられるデザインが好きなのだが、これに載っているキューバのもろもろのポスターはそのあたりのテイストを継承しつつそこに60年代アメリカのポップアー…

モリナガ・ヨウ『ワールドタンクミュージアム図鑑』

買うのをすっかり忘れてた。 ほのぼのとしつつマニアックで、やはりこう、よいですな。 親戚でオタクな素養のある小学生の男の子とかいたら、ぜひともプレゼントしてあげたいところだが。俺が小学生だったらもう、100回は読み返すね。PANZERTALES WORLD TANK…

伊丹十三『ヨーロッパ退屈日記』

主にヨーロッパの文物に関するやたらと濃い趣味的エッセイ。伊丹十三は、上っ面だけヨーロッパの流儀を真似てハイセンスを気取る半可通が、本当に嫌いだったみたいだ。 しかしそういう極めて厳格な美意識を持っていたこの人が、『マルサの女』以降、ある意味…

ユリイカ増刊号 オタクvsサブカル

執筆者とインタビュー対象者のほとんどが「オタクvsサブカル」というテーマに異議を唱えているのがスゴい(笑)。 ばるぼら氏の、「『クイック・ジャパン』が認めているならいいんだ、と。結局、自分が観ていないものですから、何か別の雑誌媒体とかが価値観を…

堀栄三『大本営参謀の情報戦記』

情報戦の価値をまったく理解しない日本軍の中で、冷静に敵を分析しようと一人の若手参謀が奮闘する話。情緒に流れがちな日本軍の戦記モノの中ではかなり面白かった。情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記 (文春文庫)作者: 堀栄三出版社/メーカー: 文藝春…

『カー・メカニズム・マニュアル ベーシック編』

根本的な仕組みがよく分からないと楽しめないナチュラルボーン原理主義者な俺なので、こういう方向を勉強中。図解入りでかなり細かいところまで解説してくれてて分かりやすい。 しかしこのレベルでまだベーシック編なのか……。カー・メカニズム・マニュアル〈…

争覇春秋戦国―五覇七雄、興亡の五百年

最近、中国史にちょっとハマり気味。 ちなみにこのシリーズ、次号は「実録・日本占領」だそうな。ようやくこのあたりも社会派ネタじゃなく歴史オタネタとして扱われるようになってきたか。争覇春秋戦国―五覇七雄、興亡の五百年 (歴史群像シリーズ (78))出版…

教えてください。富野です

英題がいかにもトミノ的でかっこよい。 "Please show me the way,I am TOMINO"教えてください。富野です作者: 富野由悠季出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/05/23メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 145回この商品を含むブログ (96件) を見る

安彦良和対談集 アニメ・マンガ・戦争

アニメ・マンガ・戦争作者: 安彦良和出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/05/23メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (23件) を見る

S.ジャクソン/I.リビングストン『火吹き山の魔法使い』

本屋に平積みされていて感動。 表紙こそやけにかっこよくなっちゃってるものの、中身は社会思想社版ほぼそのままでさらに感動。おおおお。やっぱこのイラストですよ。萌えなんぞカケラもない、おぞましくも懐かしきわれらが心の故郷。今さら買うこともあるま…

キム皇のファミコン神拳110番

ちょっとジャンプ周辺でのRPGの扱われ方について調べてるので、ネット古書店で購入。RPGの歴史なんかについてもけっこうがんばって触れていて、面白い。

福野礼一郎「最後の自動車ロン」

シリーズ完結編、らしい。塗装の話とオープンカーの話がメイン。塗装の話は「そもそも塗料ってのは何でできているのか」といったところまで突っ込んでるので、モデラーの人とかが読んでも楽しいかと。最後の自動車ロン作者: 福野礼一郎出版社/メーカー: 双葉…