2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『革命!キューバ☆ポスター集』

俺は割とバウハウスとかロシア・アヴァンギャルド的なシンプルでありながらゴリゴリッとした骨太さの感じられるデザインが好きなのだが、これに載っているキューバのもろもろのポスターはそのあたりのテイストを継承しつつそこに60年代アメリカのポップアー…

篠房六郎『ナツノクモ』5巻

この作品についてはほんとにしっかりきっちりどっぷりねっとり語らなければならないと思ってるのだけど、ちょっとしばらくその余裕はなさそう。 とりあえずなんだ、まあその、イタカ萌え。 (そればっかだな)ナツノクモ 5 (IKKI COMICS)作者: 篠房六郎出版…

成田良悟『バッカーノ!』

大恐慌下のニューヨークを舞台にチンピラどもが右往左往しさまざまな物語が交錯しながらも最後にはキレイにオチがつくというガイ・リッチー的はっちゃけアクション小説。馬鹿騒ぎ気分が爽快爽快。ひゃっほう。バッカーノ!―The Rolling Bootlegs (電撃文庫)作…

浜崎達也『絶対少年―妖精たちの夏 田菜』

ちょっと不思議田舎ノスタルジー小説。略してイリヤ系。 そつなくよく出来てる。 セカイだなんだって大仰に構える必要はないけど日常をふと違う視点から眺められる瞬間ってのは思春期にはやっぱり必要で、問題はその危うい地点から「あちら側」に転がり落ち…

セカイ系=アメリカンニューシネマ説

いやなんとなく。俺たちに明日はなさそうな感じとか。 でもって町山智浩の『がわかる本』によるとアメリカンニューシネマにトドメを刺したのは『ロッキー』だってことになるんだけど、それに相当するのが『電車男』だと思うわけだ。社会的なドリームから疎外…

桜坂洋『ALL YOU NEED IS KILL』

死んでも死んでも死ぬ一日前に戻ってしまう不思議空間に迷い込んだ兵隊さんの話。 読めば一目瞭然だが、ゲームについての物語。クリアまたはハッピーエンドにたどり着けず、正統な物語と認められなかった無数のプレイへの鎮魂歌。 そう理解して自分のゲーム…

船戸与一『血と夢』

アフガニスタンを舞台としたスパイ小説。国際謀略モノとしては設定が陳腐であまり面白くないが、終盤になって登場人物が一人また一人と、勇壮さとはまったく無縁に死んでいく様は、寂寥感にあふれててけっこうステキ。 現代を舞台に小林源文的な世界を描くと…

星野之宣『MIDWAY』歴史編

イザナミと白雪姫をむりやり結び付ける話が面白かった。MIDWAY 1 (集英社文庫―コミック版)作者: 星野之宣出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/11/18メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る

星野之宣『MIDWAY』宇宙編

自選短編集。俺はどうやら「SF特有の面白さ」というものに対する感受性が非常に鈍いらしいのだけど、この人の作品を読むときだけは「SFって面白いなあ」と思う。魔王星の話はやっぱ素晴らしい。MIDWAY 2 (集英社文庫―コミック版)作者: 星野之宣出版社/メーカ…

モリナガ・ヨウ『ワールドタンクミュージアム図鑑』

買うのをすっかり忘れてた。 ほのぼのとしつつマニアックで、やはりこう、よいですな。 親戚でオタクな素養のある小学生の男の子とかいたら、ぜひともプレゼントしてあげたいところだが。俺が小学生だったらもう、100回は読み返すね。PANZERTALES WORLD TANK…

和月伸宏『武装錬金』9巻

ファイナルと謳っておきながら終わらなかったわけで、真の最終回のタイトルはどうなるんだろう。武装錬金 (9) (ジャンプ・コミックス)作者: 和月伸宏出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/11/04メディア: コミック クリック: 6回この商品を含むブログ (161件)…

稲垣雄一郎/村田雄介『アイシールド21』16巻

武蔵のエピソードあたりから、どうも構成力の衰えが感じられる。アイシールド21 16 (ジャンプコミックス)作者: 村田雄介,稲垣理一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/11/04メディア: コミック購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (73件) を見る

松井優征『魔人探偵脳噛ネウロ』3巻

魔人探偵脳噛ネウロ 3 (ジャンプコミックス)作者: 松井優征出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/11/04メディア: コミック購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (109件) を見る