セカイ系=アメリカンニューシネマ説

いやなんとなく。俺たちに明日はなさそうな感じとか。
でもって町山智浩の『<映画の見方>がわかる本』によるとアメリカンニューシネマにトドメを刺したのは『ロッキー』だってことになるんだけど、それに相当するのが『電車男』だと思うわけだ。社会的なドリームから疎外された者たちの夢物語であったはずのものが勝利のカタルシスによってその閉鎖的な共同幻想みたいなものをうやむやのうちに解体していってしまうという点でこの両作品はよく似てると思う。
なので『電車男3』あたりではジャパニーズオタクの威信を賭けてロシアの金髪巨乳美女とバトったりするという展開を大胆予想。