『龍が如く』補足

昨夜のは全体的な話をしたかったのでかなり抽象的な表現になってしまったのだけど、『猫侍』と『龍が如く』に関してのみ話をしぼるなら、「現前性」という分かりにくい言い方より「生活感」と言ってしまった方がよかったかも。
そのゲーム世界の中に暮らしているという感じ。ゲーム内に存在するキャラクターがそれぞれの人生を生きていて、そのひとつとして主人公の物語も存在しているという感じ。主人公の物語に支配されない部分の豊穣さ。そのあたりがこの二つのゲームの面白さかなと。
こう言った方が、「ロールプレイングゲーム的な物語体験」という言葉の意味も多少は伝わるだろうか。まだややこしすぎると思うけど。


いや、身もフタもない言い方をしてしまえば、「藤沢周平の『用心棒日月抄』みたいな感じ」ってことなんだけどね。