『七人のマッハ!!!!!!!』

ムリに七人モノにしてしまったのが敗因だなあ。冒頭のデスウィッシュなトラックチェイスからラスボスとの因縁づけ、村長の息子との確執、悪逆非道な反政府ゲリラ(つーかポルポト派?)の登場ってとこあたりまではほぼ完璧なんだけど、核ミサイルとか出てきたあたりからいきなり話がおかしくなった。
そもそも七人モノって、それぞれが特技を生かして面白おかしくピンチを切り抜けていくのがミソじゃないですか。いやもうそれがぜんぜん。国歌斉唱でハイになった村人+七人がいきなりバーサーカーの群れと化してゲリラどもに襲い掛かるとかひたすら力押しな展開。で、七人の特技がどういうところで活かされるかとゆーと、サッカー選手が鉄瓶蹴り飛ばして敵倒すとかその程度。完全にアクションの彩りでしかない。キミらどこのゴーグルVですか。セパタクローの兄ちゃんだけちょっとよかったけど。
ムリにキャラたくさん出さないで、主人公に焦点をしぼってフツーに刑事モノかなんかにした方が絶対によかったと思う。アクション自体はかなりよかったので。バラック小屋を山ほど建ててそれをトレーラーがバキバキ踏み潰してくとか、やっぱ日本や香港じゃできないもの。
まあGWにはトニー・ジャー&ピンゲーオコンビの新作が日本公開らしいので、そっちに期待。