2005-12-12から1日間の記事一覧

B級小説

このところライトノベルをやたらと読みまくっているのは、なぜだか最近移動時間や待ち時間が多いとか例の仕事が終わったあとのためのマーケティングとかもあるんだけど、一番のきっかけは、あるときふと「B級小説」という言葉を思いついたことだったりする。…

萩原規子『空色勾玉』

日本神話をモチーフにしたファンタジー小説。かなり少女漫画っぽい。いや少女小説っぽいと言うべきなのかもしれんが、少女小説ってほとんど読んだことないもんで。 ファンタジー小説のよいところは、個々のキャラクターのもつ高い象徴性によって非常にコント…

浜崎達也『.hack// AI Buster』

MMO的なリアリティは『スラムオンライン』なんかよりもよっぽどある。プレイヤー視点と開発者視点を織り交ぜることで、ゲーム内設定としてのではなくゲームそのものにまつわる「神話」を成立させているあたりはけっこういい。 ただ、デバッグするためにGMが…

川上稔『パンツァーポリス1935』

なんかすげー古い感じのするライトノベルだな。97年にしてもこのセンスは古いんじゃないか。でもブギーポップ以前ってこんな感じだったかもしれんな。 ライトスタッフモノとでも言えばいいのか、このテの「宇宙をめざすぜ」モノってなんかビミョー。それ自体…