萩原規子『空色勾玉』

日本神話をモチーフにしたファンタジー小説。かなり少女漫画っぽい。いや少女小説っぽいと言うべきなのかもしれんが、少女小説ってほとんど読んだことないもんで。
ファンタジー小説のよいところは、個々のキャラクターのもつ高い象徴性によって非常にコントラストの明確な物語を構築できる点だと思うが、この作品はそれをとてもうまく活かしている。やはり日本神話の基本構造、イザナミイザナギ三貴子のキャラ設定ってよくできてるよなあ。
かなりよいです。しかし照日王はエロいですね。

空色勾玉 (トクマ・ノベルズ EDGE)

空色勾玉 (トクマ・ノベルズ EDGE)