『機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛』

もうとっくに上映終わってるだろうと思ってたら意外とまだやってた。客席埋まり率は2〜3割くらい。
まーとにかく退屈な映画だった。単純に投入した労力が少なすぎるんじゃないか。新作画の量も減ってない? I,IIはまだしも「新訳」してやるぜっていう意気込みが感じられたが、今回はTV版とほとんど印象が変わらない。TV版も後半どんどんグダグダになってってるというのに、これではどうしようもないわ。
ただいろいろと物議をかもしてるらしいラストについては、あんなもんでいいんじゃないかと思う。TV版のラストがああなったのだって、「時代の気分」でしかなかったと思うし。
三部作通しての感想を言うと、まあダイジェストとしての意味はそれなりにあったのかなと思う。いまさらあのクソつまらんTV版を全部見るのは、たいていの人にとっては時間の無駄でしかないから。でももともとしょもないもんを多少いじったところで、しょもないのは変わらんな。せめて全編新作画にしてれば、0083程度には楽しめるもんになったんじゃないかとは思うが。